瑠璃一味のお戯れな学園生活

その職員室。

「……」

下半身が大蛇という魔物ラミアのコスプレをした七星が、ホッケーマスク柄の段ボール箱を被った鈴木さんを足元に正座させ、仁王立ちで見下ろしている。

「ま、まぁ待たんか神楽…」

金の輪っかを頭に付けた、孫悟空コスプレの龍娘が制するが。

「待つんですか?私が?この状況で?」

穏やかに言う七星の言葉に、あの龍娘が気圧される。

静かなる殺気を湛える七星。

他の教師達も、全く口出しができない。

「鈴木さん…別に私達結婚している訳じゃないですから、いいんですよ?嫌いになったら嫌いになったって一言言ってくれれば…」

言葉の途中でポロリと涙を零す七星。

「子供の一人や二人出来たからって、私は別に…」

両手で顔を覆って嗚咽する七星に。

「そ、それは違うのですハイッ、決してワタクシは貴女の事が嫌いになった訳では…」

「触んなゴルァッ!」

七星、地を這うようなアッパーカット!