もう成人したのだしと。

かつての恩師、因幡 兆志が善と花音に酒を注ぐ。

師と教え子が、目出度い席で酒を酌み交わす。

いい光景ですな。

「花音ちゃん花音ちゃん」

いつも真面目な七星が、早くも酒が入っているのか。

今日は些か羽目を外し気味だ。

「赤ちゃん産まれたら、抱っこさせてね?何て名前にするのっ?」

「ま、まだそんなの決めてないぴょんっ」

「いいないいなぁ、男の子が欲しい?女の子が欲しい?」

「わ、わかんないぴょんっ」

「元気な子になるねっ、善君と花音ちゃんの子だもんねっ」

「七星ちゃんのけしからんオパーイ飲ませて育てるぴょん」

「私はオパーイ出ませんっっっっっ!」

あ、我に返った。