瑠璃一味のお戯れな学園生活

フラフラと、瑠璃の胸に寄りかかってしまう鬼龍。

「身分差がないというのなら」

己の腕の中にいる小柄な少女を見下ろす瑠璃。

「問おう、お前は俺をどう思っている」

「っ…」

「聞こえのいい言葉を言おうとも、気遣おうとも思わんでいい。率直な気持ちを聞かせてくれ。それを聞いたら早々に今回の件は忘れよう」

こんな時までどこまでも侍としての自分を貫く瑠璃に。

「…っ…大好きアル…」

鬼龍はしがみついた。

「大好き…大好きアル…瑠璃の事が好きアル…初等部の頃から…ずっと好きだったアル…」