翌日、『brown』。

霸龍闘はサングラスをかけて龍之介との待ち合わせにやって来た。

元々厨二病の気のある霸龍闘だ。

サングラスをかけて正体を隠しているつもりらしい。

ノリノリのエージェント気取りだ。

単純だな、コイツ。

胡乱な目で見る龍之介。

「で…」

霸龍闘は声を潜めながら話す。

「どうも鬼龍の奴、瑠璃に告られたらしい」

「…マジ?」

ギョッとする龍之介。

真面目そうな顔して、やるな瑠璃の奴。