瑠璃一味のお戯れな学園生活

「一気に決める!」

光を纏った状態で、更に活歩を駆使して瑠璃の間合いへ!

「ぬぐぅぅうぅうぅうっ!」

受け太刀した瑠璃が、踏ん張り切れずに後ろへ押し込まれていく。

試合開始直後の鍔迫り合いとは、状況がまるで違った。

シンの馬力が、まるで別人のようだ。

何とかシンのパワーに対抗しようと力を込めるものの。

「ぐふっ!」

腹の包帯が、真紅に染まる。

銃創が、傷口を開いた。

床にボタボタと滴る程の出血。

「!…瑠璃、お前!」

「っ…戦いに集中せんかぁっ!」

瑠璃は鍔迫り合いから渾身の力でシンを押し返す!

腹の傷口から、血が噴き出した。