瑠璃一味のお戯れな学園生活

ここまで。

年頃の娘がここまでする必要があるのか。

女だからと馬鹿にされたくない。

完璧超人の娘の癖にと馬鹿にされたくない。

そんな想いが、彼女を揺り動かすのか。

「そんなもの…かんけいっ…ないっ…」

朦朧とした意識のまま、鬼龍は呟く。

「わたしはっ…私っ…はやかわっ…鬼龍っ…」

絶え絶えの息のまま、もう一度頭突き!

「老師もっ…はるともっ…関係なくっ…」

またも頭突き!

「男も…女も…関係なくっ…」

頭突き!

「私はっ…私だからっ…」

頭突き!

「早川 鬼龍はっ、強くなりたいっ!」