瑠璃一味のお戯れな学園生活

まるで速射砲だ。

捌いても捌いても、弾幕のように蹴りが襲い掛かる。

速度も持久力も、相当脚力を鍛えなければここまでの連打は出来まい。

いつ途切れるのかもわからない、蹴りの嵐。

しかしその蹴りが少しずつ勢いを弱める。

…蹴りの連打が終わったら、反撃に転じよう。

二刀を振るいながら考えていたシンは。

「!?」

突然、その二刀の防御を左右に抉じ開けられる!

そこに割り込んできたのは、縦拳の下突き!

絶招通天炮!

鬼龍の大技が、シンの鳩尾に叩き込まれた!