瑠璃一味のお戯れな学園生活

床が陥没するほどの威力!

頭を叩き付けられ、シンはうつ伏せのままダウンする。

ジワリと床に広がる血。

だが。

「いってぇ…」

額を押さえ、シンは立ち上がる。

「…もうちょっと寝てろアル…そんなすぐに立ち上がられたらプライド傷つくアル…」

「いやぁ…完璧超人譲りの美脚に挟まれるなんて光栄だぜ…」

軽口を叩くシンだが、その足元はおぼつかない。

効いていない筈はないのだ。

(しばらくは鬼龍に近づかせないようにしないと…)

今、強打を食らったら、立ち上がれる自信はない。

(ここはアストレイアに頑張ってもらうか)