瑠璃一味のお戯れな学園生活

「……」

今も呼吸は乱れたまま。

瑠璃は柊を震える手で握り締める。

「分かった…すまぬ霸龍闘…非礼を許せ」

「わかったんならいい…やろうぜ」

ギュッと、手の中で弾丸を握り締める霸龍闘。

瑠璃の体力は相当に消耗している。

この試合では、もう後がないだろう。

何発も弾丸は防げない筈。

つまり、次の一撃で決着となる。

握っている弾丸を最後とするつもりで。

「行くぞ瑠璃ぃっ!」

渾身の羅漢銭を撃ち放つ!

高速で飛翔する弾丸!

「おおぉおぉぉおぉおぉおぉぉぉっ!」

選択の余地はない。

瑠璃はこれを、啄みで両断する!