瑠璃一味のお戯れな学園生活

「……!」

霸龍闘の表情が変わった。

危機感に追い詰められた顔から一転、何かを確信した顔。

「!」

瑠璃の歩みが止まった。

彼の危機察知本能が告げる。

『危ない』

先程までの霸龍闘と違う。

刀で言うなら、鞘に納められた状態から、急に鋭利な抜き身を解き放ったような。

「…どうした?」

霸龍闘は不敵に笑う。

「近づいて来いよ。俺を斬ってみろ、瑠璃」