瑠璃一味のお戯れな学園生活

あと三試合。

準決勝二つと決勝が残っている。

シルヴィの我慢タイムは、もう少し続きそうだ。

「うぅ…ツレェだ…瑠璃一味のみんなの比べっこツレェだ…」

自分が殴られてるみたいで、どうにも見ていられない。

事実、殆どの試合は顔を伏せていた。

なので、部分的にしか知らないのだ。

シルヴィにとっては、誰が誰より強いなんてどうでもいいし、最強なんてのもイマイチピンと来ない。

そんな事より、こうやってみんなで美味いもの食ってる方がいいだ。