瑠璃一味のお戯れな学園生活

鮮血を飛び散らせながらも、瑠璃は立ち上がり様に橡を放つ!

今度は斬鉄仕込み!

不意を突かれた龍之介の胸板に、深い刀傷が刻まれる!

「はぁっ、はぁっ、はぁっ…」

呼吸を荒くする瑠璃。

まだ脳震盪がおさまっていない。

激しい動きは控えておいた方がいいのは当然の事。

だが、ここで動かなくて何時動くのか。

もう二度と、この龍を仕留める機会は与えられないかもしれない。

傷を恐れるあまり、生涯臥龍を討ち取れなかった事を後悔する事になるかもしれない。

「ならばこの命、ここで落としても悔いは無し」