瑠璃一味のお戯れな学園生活

変幻自在の体術と剣術。

まさしく夕城の奥方を彷彿とさせる。

剣と打撃を織り交ぜた攻めに、霸龍闘は対応できていない。

それでも。

「へへ…へへへへへ…」

彼は笑う。

胸板を血に染め、顔を腫らしながら。

「やっぱ…何が来るか分かんねぇってのは…怖いよな…」

「……」

めのうは身構える。

そうだろうと思った。

兄が一目置く男だ。

これで終わりという事はなかろう。

案の定。

「!!」

クイック&ドロウで発砲してくる霸龍闘。

6連発。

これを全て夜桜で弾き、めのうは踏み込む。

霸龍闘のマテバの装弾数は6発。

これ以上撃つにはリロードが必要。

ならば霸龍闘には隙が出来る!