「そんな事はなかろう」

瑠璃が声を上げる。

「場所や時代が違ったら、もう仲間になれなかった…我らの友情は、そんな浅く薄く安っぽいものか?」

「瑠璃…またそんな恥ずかしい事を…」

霸龍闘が照れる。

「何が恥ずかしいものか」

大真面目な顔で、瑠璃は返した。

「例え乱世に出会おうと、最初は命を狙い合おうと、俺はお前達とは、何時の時代でも仲間になれたと信じている」

「だっはっはっ!」

龍之介が心底可笑しそうに笑った。

「いいねいいね!流石瑠璃だ!そういう青臭ぇとこ、俺は嫌いじゃないぜ!」

「青臭いとは何だ、俺より年若の癖に」

ムッとする瑠璃。

「まぁ俺も」

「ひゃあっ!」

龍之介が隣を歩くめのうの尻をペチン!と叩く。

「何時の時代に出会っても、こんないい尻した別嬪は間違いなく口説いてたと思うがな」