瑠璃一味のお戯れな学園生活

寧ろジャックを押し返すほどの力を発揮するシン。

「小柄だが…大した力だ」

「背の事は言うな!」

一気にジャックを押し退けたシンだが。

「!!」

ジャックは吹き飛ばされた反動を利用して、倫敦橋の橋桁を蹴り、再び突っ込んでくる!

本当に獣のようだ。

地形を利用して縦横無尽に襲撃してくる狼のよう。

その牙の代わりの高周波ブレードの切っ先を向け、刺突を仕掛けてくるが。

「サラマンダー!」

《まっかせろぉっ!》

瞬時にして召喚したサラマンダーの炎を地面の石畳に叩き付け、シンは爆発による目晦まし!

召喚スピードもかつてより上がっている。

「くっ…」

思わず足を止めるジャック。

その頭上から。

「こっちだぁっ!」

跳躍し、ジャックと同じように橋桁を蹴って斬りかかるシン!