瑠璃一味のお戯れな学園生活

何にせよ。

「傷つけるつもりはないが、話は聞かせてもらわなければならない…俺が何者か知る手がかりだからな…」

歩み寄るジャックに。

「!」

シンは迷わずアストレイアを抜いた。

「シン…」

リィが制止しようとするが、シンは退かない。

「俺だって揉め事起こしたくはないけど…咲花にチョッカイ出そうってんなら話は別だ。咲花に近づくなよ!怪我する事になるぞ!」

「……」

ジャックの片手が、腰の刀の柄にかかる。

「俺も本意じゃないが…先に刃物を向けられては黙っていられない…」