「!!!!!!」

ズザザザッ!と。

霸龍闘がアメリカザリガニばりに後ろに下がる。

「あ、大丈夫…作ったのは私…」

リィのその言葉で、少し安心したようだが。

「あれあれなになに?リィちゃん、霸龍闘に愛妻弁当?」

ラブ臭でも嗅ぎ付けたのか、めのうが反応する。

「違う」

ポッと赤くなるリィ。

「昨日のクッキーのせいで霸龍闘がお腹を壊したの、琴音が気にしてて…でも琴音は料理あんまり得意じゃないから…代わりに私が作ってって頼まれた…」

「俺の作った仙豆(という名のおからクッキー)も入ってるからな!絶対腹痛なんか治るぞ!」

シンも元気よく言う。

そりゃあ頼もしい。

死にかけでも復活するからね、仙豆。