瑠璃一味のお戯れな学園生活

大きな口を叩く龍之介の傍らで、淡々と稽古に励む瑠璃と孔雀。

父・翡翠の見ている前だ。

無駄口を叩いている余裕など与えられない。

が、口にしないだけだ。

基本に忠実に、ひたすら愚直に反復練習を重ねる瑠璃。

独自に『斬雨』を編み出し、極意の更に上を目指す孔雀。

無論めのうとて、龍之介や男兄弟に負けじと修練を重ねる。

連綿と受け継がれてきた夕城流の剣技。

その真髄が拝める日も、もう間もなく。