瑠璃一味のお戯れな学園生活

全体的に男子陣は踊りはイマイチなのか。

「ここでクルッと回って…」

「違う…霸龍闘…右足じゃなくて左足…」

リィに教わりながら、霸龍闘は悪戦苦闘。

ぎこちない動きは龍之介と大差ない。

「運動神経いいのに…霸龍闘、踊りは下手…」

「ご、ごめん…」

ちょっと困ったような顔をする霸龍闘を見て、リィはクスッと笑う。

「そんなんじゃ…私を上手にエスコートできないよ…?」

「えっ?」

リィの言葉に、霸龍闘は目を丸くする。

「どこかにパーティーに行く時までは、上手になっててね…」

リィは悪戯っぽく笑った。