競技は進行し、いよいよ出番が近づいてきた。

「「お?」」

霸龍闘とシンが顔を見合わせる。

何と、霸龍闘、シン、孔雀の三人は組み合わせが同じだ。

瑠璃一味同士の戦いという事になる。

「願ってもない」

ペロリと舌なめずりする霸龍闘。

タイマントーナメント前の前哨戦といった所か。

「二人がどの程度腕を上げたのか…この競技で検分してあげるよ」

余裕の発言の孔雀。

「言ってろ」

「吠え面かくなよ」

シンと霸龍闘もニヤリと笑う。