「で」

シンが孔雀の顔を見る。

「この100めーとるそうってのは、どんな罠が仕掛けてあるんだ?」

「は…?」

首を傾げる孔雀。

「あ、わかった!スタートしたら、後ろからでっかい丸鋸が回転しながら追いかけてくるんだろ?」

「いや…」

「違うか!丸鋸じゃなくてでっかい鉄球が転がってくるのか!」

「そうじゃなくて…」

「そうか、後ろっていう固定観念がよくないのか、上か!上から剣山みたいなのが下りてくるんだな!」

何だそのSASUKEみたいな競技。

「じゃあハンターが追っ掛けてくるのか?」

逃走中でもねぇ。