「シルヴィちゃんが1位だったんだから、お姉さんの私も頑張らないと」

スタートラインで足首をほぐす咲花。

流石、4年生にもなると落ち着いている。

瑠璃一味の声援を受け、集中力を高めつつ。

「ふっ!」

スタートの合図と共に走り出す咲花。

高速で走る事ができ、100メートルを12秒で走るともいう口裂け女の生徒がいるにもかかわらず、それをも上回るスピードで咲花が走る!

脚力の強さは折り紙付きだ。

そのまま他の追随を許さず、彼女も1位でゴール!