瑠璃一味のお戯れな学園生活

瞳を爛々と輝かせるシン、ズイと顔を近づける瑠璃。

「奴らは惑星から惑星を渡り歩いて、強い奴と命懸けの戦いをして勝利しては、どんどん強さを増していくんだ」

「うんうん」

「その強さは月を吹っ飛ばしたり、惑星そのものを吹っ飛ばしたり、終いには銀河系そのものを吹っ飛ばしたり」

「うんうん!」

興奮気味に頷くシン、冷めた目で見ている鬼龍とめのう。

「そいつらの中でも一番強い奴は…」

瑠璃は人差し指を立てる。

「戦闘時に気合入れると黒い髪が金髪に逆立つんだ!」

「すっげえぇえぇえぇっ!」

「……」

瑠璃の背後で、霸龍闘が『うそうそ』と手を横に振っている。