瑠璃一味のお戯れな学園生活

しかしその鼻先に。

「ひっ!」

四季・色彩銘刀『大作』、四季の白刃が降る。

鼻先一寸の皮を削がれ、血を滲ませた男は腰を抜かした。

「わかってないね」

冷めた視線で、孔雀が男達を見る。

「このパターンは理事長のマンネリな『噛ませ犬で引き立て』パターンだよ。君達気付かないの?」

サラリと酷い事言うね、孔雀…。

愛刀を肩に担ぎ、孔雀は溜息をつく。

「行っていいよ。今は『女連れ』だから、事を荒立てたくない…見逃してあげるよ」