瑠璃一味のお戯れな学園生活

るりるり亭を皆に任せ、文化祭巡りに行く孔雀と奏多。

相変わらず奏多の表情は晴れない。

「どうしたんですか?奏多さん」

孔雀が歩きながら言う。

「るりるり亭の仕事で疲れましたか?」

「いえ…そういう訳じゃないんだけど…」

歯切れ悪く呟く奏多。

廊下を歩いていた二人は、カップルと擦れ違う。

中等部の男女二人。

この文化祭が初デートなのだろうか。

手を繋ぎ、頬を染め、少し周囲の目を気にする姿は実に初々しい。