瑠璃一味のお戯れな学園生活

まだ午前中だというのに、既に100食は出ただろうか。

定番の焼きそばやタコ焼きといった屋台は多く出ているが、本格中華や肉料理を扱っているのは、るりるり亭だけ。

それ故に人気があるのだろう。

文化祭実行委員会が集計している屋台売上ランキングでも、るりるり亭は上位をキープしている。

なんかB-1グランプリのようなノリだ。

「どうせなら1位狙いたいね!」

「大丈夫ですよ、この調子なら!」

めのうと咲花が笑い合う。

「老師直伝の中華が、その辺の店に負ける筈がないアル!」

「私だって頑張っちゃうよぉ!」

まだまだ暑い9月に、焼き場で奮闘する鬼龍と野菊。

「サラマンダー君、火力上げて~」

《何で俺がこんな事…》

ぶつくさ言ってるサラマンダーだが。

「あっつ~い、汗かいちゃったぁ」

野菊、わざと胸元が見えるように服をパサパサ。

《ガンガン燃やしていくぜ~!》

張り切るサラマンダー。

お前やっぱりスケ(以下略)