「てか霸龍闘の宿題手伝うんなら、俺のも手伝えよリィ!」

「駄目…シンは私のを丸写ししようとする…ズルはよくない…」

お兄ちゃんにはなかなか厳しいリィ。

無論、めのうや鬼龍、野菊も宿題は終わらせている。

まだなのは龍之介とシンだけだ。

「何やってるアルか二人とも。もう24時間テレビやってるアルよ?ジョーシマ君がマラソンで感動のゴールしちゃうアルよ?早く終わらせないとサライ歌っちゃうアルよ?」

「う、うるせぇな鬼龍!」

龍之介が怒鳴る。

「これからめのうちんのお父さんと私のお母さんの合同誕生日パーティーするのに。宿題終わってない子は、連れて行かないよ?」

野菊がシンに言う。

8月31日は、翡翠と雛菊の誕生日。

瑠璃一味も揃ってお祝いする予定なのに。