初等科の小学生でさえ、きちんと宿題を終わらせている。

「はははは霸龍闘!お前は?お前はまだだよな?何か宿題残ってんだろ?」

「何だよ、俺は残してて当然みたいな言い方しやがって」

シンの問いかけに、霸龍闘が口を尖らせる。

「もう終わらせたっつーの。リィが手伝ってくれたからな」

「リィがって…リィは中等部1年アル。何で中2の宿題を手伝うアルか?」

鬼龍が首を傾げる。

「いやぁ…リィが『中2の勉強はどんな事やってるのか興味がある』って言うからさあ…俺より年下なのに、スイスイ解いちゃうんだぜ?凄いよなぁリィは…ほ、惚れ直しちゃうよなぁ…えへへ…」

ドサクサに紛れて惚気る霸龍闘、照れ隠しにペシッと霸龍闘の背中を叩くリィ。