1000万発も花火を上げると、流石にもう何てゆーかね…。

花火の有難味感じなくなってくるっていうか、もう御馳走様っていうか。

「誰か数えてる奴いるのか?」

霸龍闘が胡乱な目をする。

最早風流でも何でもない。

「見上げてるのも首が疲れてくるな…」

肩が凝ったのか、シンが首をグルリと回す。

「数上げればいいというものでもなかろう…」

「節操ない辺りが如何にも天神アルな…」

瑠璃と鬼龍も苦笑い。

瑠璃一味に呆れさせるとは、やるな天神夏祭り。