瑠璃一味のお戯れな学園生活

「俺が戻って来るのがもう少し遅かったら…」

「楽しいお話できてたのにねぇ♪」

屈託なく笑う野菊。

駄目だコイツ、全然危機感ねぇ。

「大丈夫だよぉ、私あんな顔色悪いキモッチャリー(気持ち悪い)男の子趣味じゃないもん」

言うに事欠いてキモッチャリーとは。

野菊は、往来の真ん中でシンにハグッ、と抱きつく。

「私はシン君にキープされてる女の子だから、他には脇目も振らないのだー♪」