瑠璃一味のお戯れな学園生活

部屋中火薬と酒の匂いで酷いわ、虎次郎はいまだ爆竹の爆撃のダメージで立ち上がれないわ、酔っ払い二人は底無しで飲み続けてるわ、テレビからはチョット・リーのDVD垂れ流しになってるわ。

物凄くカオスな早川家。

「父上、父上っ」

霸龍闘が何とか虎次郎を揺さぶって蘇生させる(死んでません)。

「う…戻ってきてくれたか…霸龍闘…」

息も絶え絶えな虎次郎。

その手を宙に彷徨わせる。

「父上、気を確かに!」

虎次郎の手を握り締める霸龍闘。

その手に握られていたのは、近所の酒屋の請求書。

『老酒20本 計3万5千円』

「お前のお年玉で…払っといて…」

そのままクタリ…と落ちる虎次郎の手。

「ち、父上ぇえぇええぇっ!」

霸龍闘号泣。

「そんなにお年玉貰ってねぇよぉおぉおぉおぉおぉっ!」

そりゃ泣くわな。