瑠璃一味のお戯れな学園生活

「泣ぐ子はい゛ねぇがぁっ!」

鬼の面の下にピンマイクでも仕込んでいるのか。

やたら大音量で叫ぶ、なまはげハイパー。

流石予算をいっぱいもらっているだけの事はある。

「「ひぃいぃいぃぃぃぃぃっ!」」

その威力はシルヴィは勿論、結構大人になりつつある初等科4年生の咲花でさえ恐れ戦ているほど。

「悪い゛子はいね゛ぇがぁぁぁぁぁっ!」

「わ、悪い子じゃないですっっっ!」

律儀に返事しては半泣きになる咲花、かわええのぅ。

「勉強しね゛ぇ子はいね゛ぇがぁあぁあっ!」

「勉強してるだっ!えにっき毎日書いてるだっ!」

びぃいぃいぃいぃっ!とか泣きながらシルヴィが答える。