瑠璃一味のお戯れな学園生活

さて、ここで夕城三兄妹は家族の皆様と別れ、瑠璃一味と合流。

「さぁてどうしますか?やっぱり端から屋台攻めていきますかっ?」

咲花がグルンと肩を回す。

霸龍闘に負けず劣らず気合十分だ。

「龍之介、お面買ってくれ、林檎飴買ってくれ!」

シルヴィが龍之介に肩車をせがむ。

「ん?何から食いてぇんだ?片っ端から買ってやるぜ?」

ニッと笑いながらシルヴィの体を持ち上げようとする龍之介だが。

「シルヴィちゃん」

咲花がシルヴィの手を引っ張る。

「今日は私とお祭り回ろうねぇ」

「はにゃ?咲花、おれと回りたいだか?」

「うんうん、私、シルヴィちゃんと一緒がいいなぁ」

気を回してシルヴィの相手を引き受けてくれた咲花。

小学生なのに気の利く子です。