こうして山籠もりキャンプは終了した訳だが、帰った所で夏休みはまだまだ続く。

「遊んでも遊んでも遊びきれないなー、次は何する?」

まだ家に着いてもいないというのに、霸龍闘がもう次の予定を立てる。

「霸龍闘、気が早過ぎ…少しは休まないと体がもたない…」

クスクス笑うリィ。

「そんな事言ったって、休んでる暇はないですよ?もうすぐ天神の夏祭りもあるんですから」

咲花の言葉に。

「夏祭りだ?そりゃ外せねぇな」

龍之介が敏感に反応する。