腕組みしてムッツリした顔をする瑠璃。

「……なに?」

コテンと首を傾げるリィ。

「どうしたアル瑠璃。何か気になる事でも?」

鬼龍も不思議そうな顔をする。

「……キャンプ、とはどういう事だ?」

寧ろ不思議なのは瑠璃の方だった。

ずっと気になっていたのだが…夕城道場の面々以外は、一体何故同行したのだ?

「修行をするでもなく、飲み食いして遊び呆けるばかり…何故お前達は稽古をしないのだ?」

今更ながら駄目出しする瑠璃に。