瑠璃一味のお戯れな学園生活

渓流に到着し、龍之介は洗濯物を置く。

「んじゃ俺はもう少し先で薪拾いしてくらぁ。何かあったら呼んでくれ」

「うん、桃が流れてきたら拾っておくよ」

そんな会話を交わし、龍之介は山の奥へと入っていく。

「さてと」

袖を捲って、早速洗濯を始めるめのう。

勿論こんな山の中、洗濯は手洗いだ。

21世紀のこの世の中で、川で洗濯物手洗いとは。

「もー、龍之介も兄様も、道着汗臭いなぁ…私とくー君のはそんなに臭くないけど」

川岸で道着を洗いながらそんな事を言うめのう。