「そんな怒らないで…」

クスクス笑いながら、リィは霸龍闘の弁髪を握る。

いつもよりも優しく、クイッと引っ張る。

「何だよ!引っ張るな!」

「機嫌直して…?…一緒に朝ご飯食べに行こう…味噌汁っていうの…食べてみたい…」

「知らねぇよっ!」

霸龍闘、ご機嫌斜めまくり。

今度はリィが困惑する番だった。

「どうすれば機嫌直してくれるの…?」

「じゃあっ!」

唇を尖らせて、霸龍闘はリィを見る。

「何で今朝から、リィは俺の事避けてたんだよっ?」

「…………!」