「朝飯はおむすびと味噌汁らしいぞ、シン、味噌汁は平気か?」

異世界出身のシン達は、朝食の定番の味噌汁は食べた事あるのだろうか。

霸龍闘が訊いてみる。

「おぅ、食い物なら何だって平気だぞ。この世界の食い物は何だって美味いからな」

シンが頷く。

「おれも何でも平気だ、おれ、鬼龍の作るもの何でも好きー」

シルヴィも元気よく答える。

「リィは?味噌汁平気?」

リィにも問い掛ける霸龍闘だったが。

「……っ」

リィは返事しないまま、歩いて行ってしまった。

「あれ…リィ、機嫌悪い?」

「お前が女子のテントに間違えて入って寝てたの、照れてんじゃねぇか?」

シンがニシシと笑う。

「あー…やっぱあれはまずかったかなぁ…」

本当に寝惚けていたとはいえ、頭を抱える霸龍闘。

まぁお前、一緒に寝たどころか、もっと凄い事をリィにしちゃってるけどな。