ギャイギャイ言いながら宿題に勤しむシンとリィを見ながら。

「……」

真剣での打ち合いの手を止め、瑠璃と孔雀が無言になる。

「楽しそうだね、兄さん」

「……」

「何だか僕ら稽古してるの、馬鹿らしくない?」

「……」

ムッツリした顔でシン達を見つめつつも。

「他者に気を取られているようではまだまだだな」

流石長兄、言う事が違う。