「そうなんだぁ…」

尚もアイス抹茶ミルクをストローでかき混ぜるめのう。

カロン、とか。

グラスの中で氷が音を立てる。

「めのうちんは?」

野菊が同じ問いをめのうにぶつける。

「え?」

「めのうちんは龍之介君の事、どう呼んでるん?」

「めのうちゃんは『龍之介』アルよ」

鬼龍が本人よりも先に答えた。

「龍之介に愛称は…似合わない感じがする…」

リィもクスッと笑う。