だがしかし。

「野菊!咲花!」

そんな二人にかけられる少女の声。

ゆっくりと黒爪が振り返ると。

「これはこれは…」

そこにはシルヴィ、そしてシルヴィの魅了(チャーム)の魔術を解いたシンとリィが立っていた。