瑠璃一味のお戯れな学園生活

そんな事を考えていると。

「!」

机の上、鬼龍のスマホが鳴る。

着信表示は『瑠璃』。

驚いた鬼龍は、慌ててスマホを摑み取る。

「も、もしもしっ?」

『む…鬼龍か?』

聞こえてくるのは、相変わらずぶっきらぼうな瑠璃一味の首魁の声。

『先程道場の方に向かう途中で校庭を横切ったら、鬼龍の姿が見当たらなかったもので…その…どうしたのかと思ってな…』