瑠璃一味のお戯れな学園生活

即興で龍太郎が、海の家の前に立て看板を作っておく。

『天神お食事処るりるり亭』

「…何故俺の名前なんです」

瑠璃がムッツリした顔で言う。

「細けぇ事ぁ気にすんな」

腕組みして満足そうな龍太郎。

「よし、んじゃ後は頼まぁ。俺ぁ小夜と雪菜の様子見てくっからよ」

スタスタと歩いて行く龍太郎。

「ちょ!これバイト代とか出ないのっ?」

めのうがその辺の事を訊こうとするが。

「すみませぇん」

「シーフード焼きそば三つとカキ氷三つ~」

早速お客がやって来る。

「えっ?あっ…くー君!」

「えっ、僕っ?」

めのうに呼ばれ、孔雀が目を白黒させる。