「おぉ、そうだ」

龍娘がポンと手を叩く。

「そういえば祝いだというのに、乾杯がまだだったな」

「にゃはは~、お待たせお待たせぇ」

銀が沢山のドリンクを準備してワゴンを押してくる。

「アルコールもあるから、未成年は間違って取るなよぉ?」

「あ、ペイン、貴様何オレンジジュースとか取ってるか!」

「え、でも私アルコールは得意じゃないですから…」

「龍娘先生、新婦さんなんですから無理矢理飲ませたりしないで下さいっ」

「チッ」

いつもの飲み会ノリを窘められて舌打ちする龍娘。

まぁそんなこんなで。

「拓斗、ペイン…」

ここは天神学園代表、新郎新婦の親友である龍太郎が音頭をとる。

「結婚おめでとうだゴルァッ!かんぱあぁぁあぁあぁぁぁいぁっ!」

「「「かんぱあぁあぁぁぁあいっ!」」」