瑠璃一味のお戯れな学園生活

と、コテージの中から声がする。

「さ、小夜さんどうしましょうこれっ?」

「えっ、えっ、ちょっと待って雪菜ちゃん!」

調理担当の小夜と雪菜がアタフタしている。

「どうしたんですか?」

ペインが席を立って、様子を見に行った。

「あ、ペ、ペインさん!」

「シーフード焼きそば作ってたんですけど、何だか上手にできなくて…」

困惑する小夜と雪菜。

「ああ、シーフードは火を通し過ぎると硬くなっちゃうんですよ…ちょっといいですか?」

エプロンを借りて、ペインが厨房に入ってくる。

「えっ、ペ、ペインさんにやって頂く訳には…」

「そうですよ、今回の主役なのに」

「いいからいいから」

手際よく焼きそばを炒めるペイン。

根っからの世話好きなのか。

見ているだけより、こうしている方が性に合うようだ。