瑠璃一味のお戯れな学園生活

「ところで」

青年の表情が、急に緊張を帯びる。

「龍之介君は、天神学生寮に住んでるのかな…だったら、ここに管理人の女性がいるの、知ってる?喜屋武 ペインって人なんだけど」

「ああ、知ってるぜ」

龍之介は頷く。

「さっきまで寮の中の掃除してたかんな。もう少ししたら、天神学園の方行って学食で仕込みの手伝いすんじゃねぇか?最近は雪女の何とかって姉ちゃんと、学食の仕事もやってっから」

「そ、そうか、そうだよね、うん」

ちょっと引き攣り気味の笑顔で頷く青年。