瑠璃一味のお戯れな学園生活

他の面々も短冊を書いて葉竹に飾る頃。

「お」

瑠璃が夜空を見上げた。

「早く梅雨が明けてよかったな…天の川が見えるぞ」

「え?」

「ほんとに?」

瑠璃の言葉で、一味の全員が空を見上げる。

満天の星空を横切る、大河の如き星の川…。

「これが天の川…」

「成程、『天の川』とはよく言ったもんだな」

「すげぇすげぇっ!お星さまいっぱいだっ!」

リィ、シン、シルヴィの三人も驚嘆する。