男子ばかりでワイワイ騒いでいると。

「あー、こんなとこにいたぁ」

めのうが屋上に上がってきた。

「暑いのに…屋上なんかで何やってるの、シン…霸龍闘…」

リィも扉の隙間から顔を覗かせる。

「あぁ、そういえばさぁ」

野菊がスタスタ歩いて来て、男子陣の前に立つ。

「夏休み、みんなで泳ぎに行こうよ!」

「「「え゛」」」

固まる男子陣。

「実は今日の放課後、女の子だけで新しい水着買いに行こうかって話になってさ。それなら瑠璃一味の皆で海かプールに泳ぎに行こうって事になって」

なんちゃない、コソコソ悪巧みするまでもなく、女性陣はやる気満々でした。