「いいか、よく聞けよ龍之介」

霸龍闘が順序立てて説明する。

「海に行くとなると、何しに行くか分かるか?」

「何って…泳ぎにでしょ?海水浴」

龍之介に代わって孔雀が答える。

「そう、海水浴。泳ぐ為だ」

シンが尤もらしく頷く。

「で、泳ぐ為に必要なものは?」

「それは…水着だろう?」

今度は瑠璃が答え。

「はい来た!それ!」

霸龍闘がズビシ!と指差す。

「瑠璃、お前が鬼龍を海水浴に誘うとすると、どうする?」

「それは…一緒に泳ぎに行かないかと…あ」

自分で言葉にしてみて、瑠璃は気づく。