以下、霸龍闘の妄想ワールド。

橘邸並の大きな屋敷。

霸龍闘は敷地内のプールサイドにパラソルを立て、その下のデッキチェアに腰掛けて読書を楽しんでいる。

普段は読書なんてしない霸龍闘だが、まぁ妄想の中なのでスルーの方向で。

そしたら、長めの黒いワンピースにフリルのついた白いエプロン、頭には白いリボンのついたホワイトブリムというベリベリキュートなリィが傍らにやって来る訳さ。

「霸龍闘…飲み物持ってきた…」

「あ、ダメダメ!」

霸龍闘、身を起こして駄目出し。

「今は妄想の中だから、ちゃんと『ご主人様』って呼んでくれよ」

「そうなの…?」

こてん、と首を傾げるリィ。

「じゃないと、雰囲気出ないだろ?」

「そういうものなの…?」

「うん、よろしく」